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zoom RSS 小さな冒険者 その1

<<   作成日時 : 2017/04/30 04:53   >>

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小さな冒険者 その1

音楽の日々で気がつけばもすぐ5月。
まったく寒い日が苦手なのですが暑いのもなんだか。
そんな事を言いながら、最近は昔の曲を弾きな直したり、新しい曲のアレンジとかホントにギターを練習してばかり、楽しくてしょうがないんだ。
勿論元々は練習が大嫌いな幼少期でどちらかと言えば落ちこぼれ。
思春期はみんなと一緒がいやで図書館で小説と物理学と心理学の本を読み漁っていた、そんな子供ながらの反抗期だったような。
お陰でいまでは何かの役に立っていそうな気がしますが。
13歳でギターを始めて最初に組んだバンドは格好だけで、いや理想だけかな。
結果人前で演奏せずに方向性の違いと言うお決まりの文句で解散でした。
しかしのめり込んで音楽は聴いていたような気がする。
高校生の頃は背伸びをして余り子供が行かない暗いCafé;やjazzBARに出入りして大人の音楽に潜り込んでいた。
大人はそんな生意気な僕を面白がって色んな音楽を聴かせてくれた。
jazzから前衛音楽、ニーュウエイブ(もうこんな単語もないなー)音楽なら何でも面白かった。
現実世界と自分の世界の橋渡しだったのかね。
それからバイク(チューニングした50ccはモンスターの加速度)にはまって、で1人旅が好きでした。
缶コーヒーをラジエーターにセットして(保温の為ですが良い子はマネしないでね)小説を一冊ポケットに。
人生と同じく地図なんてものを持つのが嫌な性格、でやはりよく知らない町や山の中で途方に暮れていたようでもありました。
今となっては、あれ?あまり変わらないかも知れませんね。

昔のホームページで時々書いていた小さな物語をまた書いて見ようかと思っています。
文体はまだ感が戻らないのであまり文法が・・てことにしてくださいね。
では小さな冒険者 その1はじまりです。

2017042710100250
朝起きるのが嫌でもぞもぞとベッドの中でじっとカーテンをみつめる。
あーいやだ今日も一日がはじまる
すごく嫌な晴れた陽射し。
部屋の中は暗くて寒い、昨夜の冷たい雨がまだ残っているような。
一人鬱々と考える。
健康の事、お金のこと、仕事のこと、社会情勢、親の事、家庭の事、人生の事、天気の事、
昼ごはんの事、別れた人の事、好きな人の事、嫌いな人の事、考えたらきりがない。
考えるからきりがないのはわかっているのですが僕だって、当たり前に人ですからこれくらいの事はしょうがない。
しかもベッドの中で目覚めが悪い朝はなおの事。
なんで昨日はあんなにも飲み過ぎたのか。
ホントに飲み過ぎてよく喋るけど結局のところ何も残っていないもの。
ライブやイベントはうまくいって楽しかった。
音楽の仕事もセラピーの仕事も頑張っているし喜んでもらえるようで。
ありがとうございました!と心から感謝できる。しあえる喜びかな。
しかしながら家庭における僕の存在はあまり良いとは言えないし、ストレスで喉が詰まっていたり、たぶんみんなも同じような諸問題を抱えて生きているのかね。
まあそんな事はどうでもいい話です、さて、重い体を動かすにはと!
まず起きたら横に腕を立てて膝をつくで背筋を使い立ち上がる。
よいしょ!僕なんかまだギリギリ命令を身体に伝えることができるから有り難い。
この体あと何年付き合うなか、椅子に座って喉の詰まりを確認してぼ〜として思う。
とりあえず珈琲を炒れよう。
そう、とりあえずの扱いで自分をアイドリングさせなければならない。
とりあえず何でもいいのだ。
でも嗜好品。
おもむろにカーテンを開けると快晴の太陽が降り注いでいます。
がっくりと。
元気な時は嬉しいかぎりです。が今日の太陽はなんだか素敵すぎて自分を自慢するような意地悪な太陽だ。
なのでお昼ご飯は食べない事にする。
ビタミン剤を飲み洗濯をしてシャワーを浴びる。
壊れて温風のでないヘアードライヤーで髪を乾かして鏡を見ると青春ラブコメ時代とはかけ離れたオヤジモードの顔がある。
やれやれ。
ここまで書いてもまだグダグダな朝を引きずっているのが思春期の大人らしいです。
さて何も始まらない。始まらなくてもいいのだが、それでは余りにも下らない。
かと言って無理矢理何かを始めるのもしゃくにさわるのし、ここでページを閉じられても嫌です。
あっと!読み飛ばしてもらってもいいです。
と後20ページぐらい不平不満を書こうかと思ったけど多分読み返した後ですごく自分が嫌になりそうなので辞めます。
根性なし意気地なしと呼ばれてもいいでっす!
さっき飲んだ気休め程度のビタミン剤が空腹感をごまかし視力を上げてくれるのを体で感じ幾つかの書類をゴミ箱に捨てる。
部屋の中はまだ寒いな。
やはり部屋にいるとあれやこれやともう一人の真面目な自分が問題を突き付けて来るのでここは逃げよう。
嫌なことに対しては反応が速いので自分でもなんだかなぁ。
少し逃亡者になるべくライダースジャケットを引っ張り出して街中の奴の所に向かう事にする。
ドアを開けると流れ込む暖かい空気とくっきりとした光に少し怯むが僕はこれから世の中にそっと入り込まなければならない。
太陽にばれないようにね。
真面目に働いていないのでお天道様が眩しいのはなおさら。
こそこそと車に乗り込み(箱の中にいるのはやはり退屈)街中まで。
途中スタジオに寄って楽譜とウクレレとジェットヘルメットを持ってガレージに。
赤い小型バイクは静かに寝ているようだ。
しばらく動かしていないので機嫌が悪いのはわかっている。
それにしたって僕だってあまり機嫌がいいわけじゃない。
君といい勝負だと思うよと言いながらシートをはがして赤いタンクを撫でてやる。
待たせたな。と重い身体を起こしてやってスタンドを立て直す。
当たり前のことですが太陽にはもうすっかりバレてしまったので2人とも、だから何?と素知らぬ顔でポカポカ陽気に温まりながら。
いい天気だねと太陽におべっかを使う。へへん!
そっと身体を吹いてやり電圧のチックやらチューブの掃除やら。
ハンドルを握ってエンジン始動。
当たり前ですがうんともすんとも言わんな。
根気よくセルを回すと2分ぐらいで、おはよう!の挨拶だ。
轟くエンジンの音をしばらく聞きながら何かに集中する事で自分も温まっていくのがわかる。
エンジンオイルもね。
バイクにまたがりグローブとヘルメット、バイザーを降ろす。もう自分は何処にも居なくなっているのがわかる。
音楽をplayしていて時間を全く感じない時と同じような感覚なのかなぁ。
そのものの一部となり研ぎ澄まされていく神経が心地よい。
アクセルを開けクラッチをつなぐとフワッと飛び出す。
別なものの力を借りて重力に逆らう僕は小さな反逆者だ。
しかしながら小さい。
まいいか!
反逆者には変わりない。
誰だって自分を受け入れるものが必要なんだと思うのです。
それがなんにせよ誰も何かを言う権利なんてない。
前置きが長いのと途中の私的な発言は自分にしか分からないと思うのでほっといてね。
相棒は小さいが輸入車扱いで日本の騒音規制法は当てはまらないので排気音が少しうるさいのだ!
がそれがいいのではないですか!
ブイーンとはははは。メットの中で大笑い。
月並みだが風が気持ちいいです。
自由に曲がり自由に止まり自由にぶつかりそうになる。
途中で弁当と缶コーヒーを無理矢理詰めて30分風を切り山を越えで目的地の木陰の下。
画像

太陽がなんだか言っていますが気にせずおもむくままに音をつむぐ。
小さな楽器は小さなバイクに乗った小さな冒険者の気持ちを奏でてくれる。
バックグラウンドは森のオーケストラだから最高!
風と木々のチェロ、葉っぱのバイオリン、小鳥のフルート。
一緒に合奏です。
みんな聴きに来ればいいのにな。
であっという間に新曲完成したのでご飯だ!
質素だけど無添加は美味しいハンバーグ弁当。
小分けのエメラルドグリーンな色のカップの中身は小松菜のおひたし。
「しかしなんでこの色なのかなぁ。」
あまり食欲を増す色味とは思えないけどね。
基本的には野菜は食べないので気にしないけど。
残さず食べてご馳走様でした。
美味かったと
食べ終わった瞬間に春一番的突風が森に降って来た。
ゴーと言う音とともにエメラルドグリーンのカップはアッいう間に飛ばされて。
僕は急いで追っかけたのけれどもコロコロふわふわと捕まえる事が出来ず。
エメラルドグリーンは脇の水路にふわりと落ちていきました。
うーんゴミを出してしまったごめんなさい。
でも流れるエメラルドグリーンを見ながら。

「ちゃんと浮いているじゃないか」
「そうだ虫の助け舟になったり何かの役に立つのかも」
人間の全く勝手な思い込みただのゴミです。

だが、さっきまで小松菜のおひたしの入れ物は今はちゃんとした船になっています。
広大な宇宙の中の小さな地球で日本の岡山県の東、大きな森の畔の小さな水路をぷかぷかと沈む事なくゆっくりと流れていきます。

僕は一人なすすべもなく立ち尽くして、そのコトコトと揺れる背中を見送りながら小さく思うのです。
「さようならエメラルド良い旅を」

続く・・









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